テックコーナーからの便り(5)
最近多い修理 その5
「カセットスプロケットの磨耗」ペダルを漕ぐとガックン・ガックンする。という症状で相談される事が最近増えています。
特に一番小さなトップギヤと二番目のセカンドギヤの時がひどいようで、診てみるとギヤの磨耗でチェーンがギヤを乗越えて飛越すいわゆる「歯飛び」を起こしています。
この2枚のギヤは歯数が11と12の場合が多いのですが、実際チェーンが噛み合っているのはその半分程。歯数が少ないだけに一つのギヤに掛かる負担が非情に大きく磨耗しやすいのですが、この歯ばかりずっと使う方が意外に多いようです。
しかしこの状態で乗り続けていても歯飛びしないことが多く、チェーンを交換すると歯飛びの症状が出ます。
実はチェーンとギヤは同時に磨耗するのでチェーンが減るとギヤが深く掛かり歯飛びが起こらないのです。
こういうお客様たちのバイクを見ると、大概フロントのギヤはまん中のミドルギヤをいつも使っている、という方が目立ちます。
ギヤ比が高くなるアウターギヤなら後ろのギヤはまん中から大きい方を使いますが、ギヤ比が低めになるミドルギヤの時はどうしても後ろはトップギヤやセカンドギヤを使わないと軽すぎるのでここばかり使ってしまうようです。
せっかく8段から10段もあるギヤですから、出来るだけ満遍なく使ってやった方が良いのです。