テックPIT便り(13)

本日のテックの作業

 週末は車輪のスポーク切れの修理依頼が3件立て続けに入りました。最近の新型ホイールは首が曲がっていない専用のスポークを使用していることが多く、スポーク切れは非常に少なくなりました。今回持ち込まれた修理はやはり従来型の方式で組まれたものばかりです。

スポーツ車に使用されているステンレス製スポークの引張り強度はおよそ150キログラム。もちろん1本で、です。しかしこれは真っ直ぐに引張った時のもので、折れるのはほとんど曲がった首の部分か、ネジが切ってある部分です。

ハブのスポーク穴の縁の面取り処理が良いものと悪いもので差が出ます。また穴のサイズが大き過ぎればガタがでる可能性が高く、おれる危険も高くなります。レース用の高級ハブはこのあたりのノウハウも設計に生かされているのですね。

今回の中の1台は2本のスポークが折れていて、全体にスポークテンションが低く、ほとんどゼロからの組み立てに近いものでした。スポークは1本でも切れたり緩んだりしていれば、他のスポークやリムに影響します。案の定リムそのものにも歪みが出ていて振れ取り終了後もスポークテンションにはバラつきが出てしまいました。


ホイールの振れを発見したら、早めに修理をオススメします。
スポークテンションの乱れからスポーク切れを起こすこともあるのです。

 

※画像はイメージです。

 

7th March 2011  TECH班 前島裕

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